マッケンジー法のABC

マッケンジー法とは

 

マッケンジー法は、正式な名前を"The McKenzie Method of Mechanical Diagnosis & Therapy" (「運動作用診断及び治療としてのマッケンジー法」)と言います。欧米ではその後半部分の頭文字をとって"MDT"とも呼ばれています。1960年代にニュージーランドの理学療法士であるロビン・マッケンジー氏によって開発され、欧米を中心にその効果が広く認められています。

 

これまでの腰痛治療は、①腰痛の原因を特定し、その原因を取り除く方法と、②原因が特定できないため痛みを緩和する措置を取り、痛みが引くまで待つ方法の、2通りが主なアプローチでした。これに対してマッケンジー法は、痛みそのものの変化に着目し、積極的に痛みを変化させることで、その根本的解消を図っていく画期的な療法です。

 

マッケンジー法の流れとして、まずは国際マッケンジー協会認定療法士が20~30分をかけてからだの状態をお伺いします。次に姿勢分析や関節・筋肉を「曲げる」、「捻じる」、「伸ばす」などを繰り返してからだの動きや柔軟性を調べます。得られた情報をもとに、まずは問題のタイプを特定します。マッケンジー法独自のカテゴリーからタイプを特定する過程で、方針をみつけだしプログラムをまとめます。このプログラムは生活様式や学校・職場など、個々の環境に合わせて行いやすいよう、オーダーメイドで作成されます。その後、状態が良くなる過程で予防プログラムを開始いたします。

 

マッケンジー法はアメリカの他、イギリス、アイルランド、ニュージーランドをはじめとする各国で活用されています。アメリカの理学療法士向け専門誌「アドバンス」による2004年の調査では、ロビンマッケンジー氏が最も影響を受けた理学療法士・医師に選ばれました。このようにマッケンジー法は世界的には筋肉や関節の問題に対する改善療法としてグローバルスタンダードとなりつつある手法です。
 

マッケンジー法のメリット

 

① 安全で安心
 
マッケンジーエクササイズのほとんどは自分自身で行うため、他者にまかせっきりの療法より安全です。また、エクササイズの刺激は全て弱い刺激から始め、必要に応じて、段階を経て強くしていきます。また我々は皆さまのお体の状態に細心の注意を払いつつマッケンジーエクササイズや動作指導、姿勢指導をご提供してまいります。

 

② すばやい効果

マッケンジー法は自分で行なうマッケンジーエクササイズを主体とするので、1日に何度も必要な身体への刺激を加えることができます。これにより「やってもらう治療」では得られることの難しい、短期での問題解決を目指します。

自分で行うマッケンジーエクササイズで十分な効果が得られない場合は、マッケンジー認定療法士の手や道具を使った方法を加えて自分で問題解決しやすい状態作りを行ってまいります。

 

③ 来所回数が少ない

 

マッケンジー法の改善プログラムは皆さまがご自宅や職場、学校などで行えるように工夫されます。結果として得られる状態変化の情報をもとにプログラムを調整・変更して進めてまいります。そのため、一般的な「やってもらう治療」のように毎日、何週間も何ヶ月も通い続ける必要はなく、来所する回数は少なくてすみます。プログラム方針が定まるまでは数回続けて来所していただく場合もありますが、状態によっては2~3回で卒業される方も少なくありません。

 

マッケンジー法の創始者 ロビン・マッケンジー氏

 

1931年、ニュージーランド・オークランド生まれ。ワイララパ大学とニュージーランド理学療法大学を卒業後、1953年にウェリントンで脊柱を専門にした理学療法クリニックを開業。1960年代に独自の診療方法であるマッケンジー法を開発。その有用性が認められ、世界各地で講演と教育を行う。1982年、マッケンジー法を正しく普及・発展させるために非営利団体・国際マッケンジー協会(http://www.mckenziemdt.org.nz/)が理学療法士と医師により設立され、初代会長となる。同年、「理学療法と健康福祉への優れた貢献」として、米国理学療法士協会から終身名誉会員、1983年には国際腰椎学会会員、1984年には米国腰椎学会研究員、1985年にはニュージーランド理学療法士協会名誉評議員、1987年にはニュージーランド徒手療法協会終身名誉会員、1990年にはイギリス理学療法士教会名誉評議員となる。同じく1990年、エリザベス2世ご生誕記念の叙勲で大英帝国勲章を受章、2000新年の叙勲では、エリザベス2世よりニュージーランド功労賞を受賞した。

 

 

 

マッケンジー法の国際組織 国際マッケンジー協会

国際マッケンジー協会は1982年に医師と理学療法士によりニュージーランドに設立された団体です。国際マッケンジー協会は欧米諸国を中心とした世界27カ国に支部を持つ国際機関であり、国際学会も3年に一度開かれています。そのなかで日本支部は2002年に25番目の支部として設立されました。

 

国際マッケンジー協会上級認定療法士"Diploma MDT" とは?

国際マッケンジー協会上級認定療法士・Diploma MDTは、国際マッケンジー協会の定めた認定試験に合格した国際マッケンジー協会認定療法士・Credentialed MDTが、さらなる知識・技術を習得するために設定された上級教育コースを修了し、最終試験に合格した認定療法士です。

 

上級教育コースは国際マッケンジー協会とニュージーランド・オタゴ大学およびスコットランド・ダンディー大学とのコラボレーションで世界各国から毎年40名ほどの参加者を迎えて開催されています。コースは、20週間におよぶ理論を学ぶパートと、海外5カ国の病院やクリニックで実際の患者様をみる臨床実習から構成されており、この両方を修了した療法士のみが最終試験の受験資格を得ることができます。

 

現在、この最終試験に合格した、日本人3名を含む336名が国際マッケンジー協会上級認定療法士して国際マッケンジー協会に登録され、マッケンジー法のスペシャリストとして世界各国で活躍しています。 

 

国際マッケンジー協会認定療法士"Credentialed MDT" とは?

医師や理学療法士など医療資格を有する専門家を対象に国際マッケンジー協会主催のマッケンジー法教育プログラムが世界各国で開催されています。

 

この教育プログラムは、Part A(腰椎基礎コース)、Part B(頚椎・胸椎基礎コース)、Part C(腰椎アドバンス・下肢コース)、Part D(頚椎と胸椎アドバンス・上肢コース)の4つのコースから構成されており、脊柱と四肢(手足)の筋肉・関節の問題に対する力学的な評価法と改善法を習得する内容となっています。

 

受講セラピストは現場で臨床経験を積みつつ、年数をかけて4つのコースを履修します。全てのコースを修了した療法士は認定試験を受験することができ、これに合格することで国際マッケンジー協会認定療法士・Credentialed MDTを取得することができます。

 

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What's New

当院院長が執筆いたしました『ひざに「! 」を感じたら読む本』が幻冬舎より出版されました。全国の書店ネット書店で発売中です。ぜひお求めください。

 (6月29日)

 9月4~6日にデンマーク・コペンハーゲンで開催されたマッケンジー法の国際学会における廣門PTの論文発表の様子を掲載いたしました。

 (9月25日)

 9月4日から6日まで、デンマーク・コペンハーゲンで開催されるマッケンジー法の国際学会(第13回国際MDT学会)に当センターから4名出席いたします。当センター常勤の廣門PTが2日目16:50から論文発表いたします

 (8月31日)

8月13日(木)~15日(土)はお盆休みのため休診となります。お盆明けは8月17日(月)からの診察となります。

(7月21日)

年末は12月29日(月)午前まで、年始は1月5日(月)からの診察となります。

(12月26日)

トップページ、メンバー一覧を更新しました。患者様用アンケートフォームを設けました。

(12月4日)

国際マッケンジー協会認定施設となりました。

(10月1日)

前川上級認定療法士が常勤メンバーに加わりました。メンバー一覧を更新しました。

(8月18日)

フェイスブック更新中!

(6月12日)

ウェブサイトをリニューアルしました。

(5月20日)